What I see

なにを見て、どう思っているのか。

TOSHIKI KIDA

TOSHIKI KIDA
木田 俊樹

多読中
http://kida-journal.hatenablog.com/


創がなければ、クリエイティブは生まれない

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フラジャイル fragile


今月で30歳になりました。年をとるのって素晴らしい。さて、4月が終わりに差し掛かり、5月はすぐそこ、数分先からやってきます。やっとのことで、2018年にやろうとおもうことが決まりました。決まるまでに、1)大学を卒業してから7年間のことを振り返り、2)それらを繋げるには別の技が必要だと悟り、3)継続して本を読み日本語に飛び込んでいくことを決め、4)健康じゃなきゃ楽しくないを合言葉に栄養分析で栄養バランスを調べました。(結果は数週間後に)

 

1)大学を卒業してから、7年が経ちました。その7年で学んだこと、意識して行ってきたことを挙げていきます。学校で習うことと仕事で習うことは違うこと。知を外部に求めたこと。不特定多数ではなく、特定少数を選んだこと。師匠を数人見つけたこと。「みんながもっているもの」なら「なんでもほしい」ではなく、「ほんとうにほしいもの」を求めたこと。時間を希少価値とみなしたこと。そのうえで、読書は時間がないとできないと気づいてから多読するための環境と時間と制約を作ったこと。自分のやりたいことや好きなことを好奇心に従ってノンリニア的に集めたことと、それらを繋ぐには別の技術を要することに気づいたこと。

 

2)創造の「創」は倉にアーカイブされたものに刃を立てて、創(きず)をつけて取り出すことを指す。創(きず)がなければ、クリエイティブ(創造)も生まれないのである、と今日読みきった『インタースコア』にあります。大学卒業以来、ぼくの好奇心を揺り動かすものを追いかけ、倉に溜め込んできました。倉に溜め込んだものを、刀でいったんバラバラにして、要素に分解しようと思います。そうすることでどのように倉が作られていたのかがわかります。それから、バラバラにした要素を組み直していきます。そのときに必要な技術が型で、今年の後半に学ぼうとおもっています。このさき有効になりそうなんですよ!ただ先達の教えが必要なので入門せねばいけません。

 

3)3月にシンガポールの友人に、なぜそんなに日本に来るのと聞いところ、シンガポールは住みやすいけど、歴史がないし、自然も人工的で、それに比べて、日本は歴史があって、車で1時間も走ればどこに住んでいても自然があると言っていました。先日ヒデ(中田英寿)のインタビューを読んで、「海外では日本はすごいと言われるし、必ず日本人として見られるにもかかわらず、その自分たちのカラーを知らない。それって家族のことを知らないのと同じなんです。これは勉強すべきだなって。」と言っていました。たくさんの本を読んで、日本語の世界に飛び込もうと思いました。知らないことはたくさんある。

 

4)30歳ということで、身体のことを徹底的に調べようとおもいました。これからの医療は、医療保険が破綻し、医療費全額を個人が負担しなければいけなくなるかもしれません(だろう)。となると、病気にかからないこと。健康を保つことを目指すべきなのでしょう。病気にかからないために、自分の健康状態を知ることが必要になります。少し前まで、「最近調子いいわ」や「ずっと不調で」というのは、なんとなくの感覚でした。それが技術の進歩によって、その「なんとなく」が、わかるようになったのです。ということは、自分の健康状態がわかれば、たとえば、カルシウムが不足しているならカルシウムを摂ればいいのです。基本的に医療は病気が起こった後に処置をする対処療法なのに対して、これからの医療は病気になる前に処置をする予測療法になるとぼくのメンターは言いました。問題が起こる前に解決するのが、費用面でも、安心面でも、いちばん有効なのは言うまでもありません。日々の食事は粗食(朝昼発芽玄米にごま塩)にし、気の会う友人との食事はおもいっきり楽しむつもりです。よく聞かれますが、なぜ健康って?健康でなければ楽しくないからです。修学旅行に行っても、風邪を引いていれば楽しくありません。それは日常生活にも言えるのではないでしょうか。

 

さて。インターネットの特技は貯蔵です。たしかにYoutubeでもライブ配信は可能ですが、なんといったって、貯蔵です。アーカイブです。貯蔵するのは過去です。インターネットにあることは過去形だといいますがそういうことです。インターネットがなぜ貯蔵が得意かというと、土地がいらないからです。けれどインターネットに貯蔵するには、アナログをデジタルに変換しなくてはいけません。古代、文字がなかったころ、一族の物語を伝えたのはホメロスのような、あるいは琵琶法師のような語り部でした。現在、ぼくたちは、デジタルテクノロジーをうまく使いこなせさえすれば、記憶を外部に貯蔵することができます。現在の語り部になるのがいまを生きるぼくたちの使命ではないでしょうか。

 

旅をして、本を読んで、人と会って得られた体験を、デジタルな倉に貯蔵する。それに創つけて取り出し、楽しい何かを創造したい。

 12月から4月に買った本

『日本問答』松岡正剛・田中優子対談集
『意身伝心 コトバとカラダのお作法』松岡正剛・田中泯対談集
『誰も知らない世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義』松岡正剛
『月刊 遊 特集舞う』工作舎
『ものと人間の文化史 香料 日本のにほい』山田憲太郎
『一年中使える!ご飯炊きからローストビーフまで スゴイぞ!土鍋 』福森 道歩
『江戸の想像力 18世紀のメディアと表徴』田中優子
『花鳥風月の科学 日本のソフトウェア』松岡正剛
『日本力』松岡正剛、エバレット・ブラウン対談集
『日本の歴史をよみなおす』網野善彦
『現代思想 総特集古事記』
『Stuben Magazine 01』
『山の意匠』田淵行男
『考えることについて』串田孫一
『超訳 古事記』鎌田東二
『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』坂口恭平
『考現学』今和次郎
『擬』松岡正剛
『匠の流儀 経済と技能のあいだ』松岡正剛
『アメリカンズ』ロバートフランク
『日本の100年』ナショナルジオグラフィック
『日本数奇』松岡正剛
『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル
『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル
『日本の面影』フラカディオ・カーン
『インタースコア』松岡正剛