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TOSHIKI KIDA

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木田 俊樹

多読中
http://kida-journal.hatenablog.com/


11月に買った本

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松岡正剛・ドミニクチェン『謎床』より

11月に買った本

『風姿家伝』世阿弥

『空海の夢』松岡正剛

『謎床』松岡正剛・ドミニクチェン

『荘子』

『遊ぼうよ』辻まこと

『照葉樹林文化―日本文化の深層』上山春平

『栽培植物と農耕の起源』中尾佐助

『照葉樹林文化とは何か―東アジアの森が生み出した文明』佐々木高明

『古事記 現代語訳』太安万侶、稗田阿礼、鈴木三重吉、武田祐吉

 

さて、11月。

月末になるにつれ、あまり本を読めない日が続きました。新しいことをはじめたからかもしれないし、師走が近づいているからかもしれないし、その両方なのかもしれません。

 

月初めに、京都の知恩寺の古本まつりへ。いくつかリストアップしていたものの、見つかったのは、世阿弥『風姿花伝』だけだった。本当は月刊遊を、値札を見ずに買うつもりだったが見つからなかったのであきらめ、四条のジュンク堂に立ち寄る。前から気になっていた松岡正剛さんとドミニク・チェンさんの対話をまとめた『謎床』を見つけ、ペラペラ数ページ読む。おもしろい。本を携え、レジに並ぶ。

 

今年の下半期は、松岡正剛さんに引っ張られた。正剛さんの本を続けて読んでいくうちに、いい著作は読者のレベルを引き上げるのだ、ということをなんとなく感じた。正剛さんは、物事を簡単に言ったりはしない。わざと難しくも言わない。適当な表現をする。適当な表現がなければ言葉を自分で作る。なにかを説明するとき、わかりやすく伝えることはやさしさではないということがわかる。正剛さんは読者のレベルを引き上げる。引っ張る。こちらも、ちゃんとした姿勢で臨まなければ太刀打ちできない。ときに、正座で固唾を飲みながら。

 

11月に買った本は、正剛さんの著作によく出てくるキーワードや、千夜千冊を経由して選んだものがほとんど。正剛さんの本には、読者の好奇心を揺さぶるキーワードが散りばめられている。あるいは、読者に読ませたいキーワードが埋め込まれている。それは、出版物の文脈に顔を出している。それだけでなく、注意深くそのしたの土を掘り起こしてみると、そのキーワード同士は地下茎で繋がっている。学生のころ読みはじめてすぐにやめた『古事記』は、いつのまにか読む準備が整えらていて、再び読みはじめると、おもしろい。生活も、文化も、歴史も、仕事も、現在も、未来も、グローバルも、ローカルも、音楽も、すべて地下茎で繋がっている。いま、「照葉樹林」というキーワードがよく出てくるから、その関連本を買った。そもそもの話、正剛さんを読みはじめたのは、「日本とは何か」を知りたかったからだった。今年は正剛さんに頼りっぱなしであった。