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なにを見て、どう思っているのか。

TOSHIKI KIDA

TOSHIKI KIDA
木田 俊樹

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kida-journal.hatenablog.com/


Books2016

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(ショーペン・ハウエル「読書について」より) 

 

昨年は自分史で一番本を読んだ一年だったと言っていた。それを今年は上回ったようだ。なぜそうなのか考えた。

 

いくつか思い当たる節がある。ひとつは、amazonのレコメンドシステムの精度向上だと思う。「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と「ワンクリックで今すぐ買う」のコンビネーションは思ったより効果的で見事にやられてしまった。

 

もうひとつは、僕が読みたい本がすでに決まっていたこと。(or読みたい本のテーマが決まっていたため、一通り注文してしまった。)その本は間違いなく家の近所のチェーン店の書店には置いていない。ないとわかっていたら買いに行かない。amazonにあるとわかっているから注文する。翌日家に届く。(プライム会員だし)(宅配業者さんには申し訳ないと思っている)

 

そんなわけで本の買い方が変わってしまったことが、近年の読書時間増加の理由なんだと思う。 そんな中、僕が本屋に行く理由はというと、Planned Happentanceのような気がする。これは、計画的偶発理論と言われ、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。」というものだ。僕はこれを直感と読機(ある本を読むこととそのときの自分自身がその本を読むべきタイミングの一致)だと思っている。詳しいことは、正剛さんに譲る。

 

というわけで、来年は、amazonを頼りにして読書を続けるとともに、店主が本をチョイスする書店に出向いて、ジャケ買いのように直感で選んで、自分の領域外の本に出会いたい。(そのために、直感を鍛える。腸を鍛える。腸を鍛えたら直感が鍛えられる、この嘘のような話面白いから誰かにしたい。)同じように、本と言わず、どこか知らない場所に出向き、思いがけないこと、もの、ひとに遭遇したい。今年は比較的引き篭もっていたようだから。

 

さて、今年読んだ本を列挙しておく。僕の本の読み方は、こうしたいとか、これについて知りたいと思ったことのテーマを絞って、一気呵成に一ヶ月読み込む。時間がきたら強制的にストップして、しばらく時間を空け、養生する(養生って好きだな)。それでもまだ興味が尽きないようだったら、おそらく好きなんだろうと思って、リスタートする。ということは、読んだ本を見れば、何を知りたかったのか分かってしまうことになる。

 

Books 2016

ジョゼフ・キャンベル「千の顔を持つ英雄」

片岡義男「エルヴィスから始まった」

レイモンド・マンゴー「就職しないで生きるには」

辰巳浜子「娘に伝えるわたしの味 六月から十二月」

石田紀佳「魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事」

ボブ・ディラン「ボブディラン自伝」

宮本常一「日本文化の形成」

宮本常一「民族のふるさと」

宮本常一「全集」

鶴見和子「南方熊楠」

ヘンリー・ソロー「歩く」

栗原康「村に火をつけ、白痴になれ」

橋本政憲「食医石川左玄の食べもの健康法 自然食養の原典『食物養生法』現代語訳」

ジョゼフ・キャンベル「神話の力」

T・S・エリオット「荒地」

久司道夫「10代からのマクロビオティックス」

久司道夫「マクロビオティック健康法 正食のすすめ」

レム・コールハース「S、M、L、XL」

ちきりん「未来の働き方を考えよう」

ヨアヒム・ラートカウ「木材と文明」

西岡常一「木に学べ 法隆寺、薬師寺の美」

塩野米松「木の教え」

アリス・ウォータース「エディブル・スクールヤード」

林以一「木を読む 江戸木挽、感嘆の技」

高城剛「Life Packing2.1」

半藤一利「昭和史 戦後篇 1945-1989」

ジョゼフ・アルバース「配色の設計 色の知覚と相互作用」

坂本大三郎「山伏と僕」

藤村靖之「月3万円ビジネス」

塩山奈央「発酵食をはじめよう」

藤田紘一郎「人の命は腸が9割」

アレックス・リューイン「ほんとの本物の発酵食品」

ダグ・ボイド「ローリング・サンダー」

土門拳「写真随筆」

宮本常一「生きていく民俗」

宮本常一「旅の民俗学」

ちきりん「自分の時間を取り戻そう」

千松信也「けもの道の歩き方」

バクミンスター・フラー「宇宙学校」

スペクテイター

 

本を読むときに考えていたこと

・目に見えない世界や、あるいは、世の中で起こる説明のできないようなこと(あるいは、全く違った力学や量子力学など)を信じられるようになってきた

 

・うまい写真を撮りたいと思って読んだら、結果的に、そろそろ、ええカメラを買おうと思ったり

 

・今の世界における考え方というのは、僕が学校で習った、あるいは、知らぬうちに身につけた理由のあるようでない考え方とは全く別だということを知り(そうじゃないのかなとは思っていたが、そうだとうまく言葉にはできなかった)

 

・で、考え方だけじゃなしにじゃあどうしたらいいのか、それをやっているひとのことを知り(これはまじでよかった)

 

・発酵について今年はちょっかいを出そうと思って、レシピ本を買いあさり、梅酒、ザワークラウトなんか作り(ザワークラウトっていうとかっこいいけどキャベツを塩でもんでぎゅうぎゅう保存瓶に詰め込んで10日間発酵させるだけ)

 

・その都合上、人の腸というのは、とてつもなく大事で、なんなら教育って、腸を鍛えることだったり、ちゃんとした食べ物を食べることだったりで(ちゃんとした食べ物とは何かも考える必要あり)それを揶揄するひとはいても、そんな人のことは放っておいて、ちゃんとした食べ物をちゃんと食べることの必要性を知り

 

・かといって、そんなことばっかりしていたら、楽しく時間を過ごせないので、普段は粗食を心掛け、好きな人たちと会うときはおいしいものを思いっきり食べ

 

・ある本に、「人間にとっての困難は、私たち自身の無知から来ているのである。」と衝撃を与えられ

 

・日本人である以上知っておくべきことを知ろうと思い、いやその前に、人として知っておくべきことがあると思ったら結果的に、食べものに行き着き

 

・伝統も大事だけど伝統に足りないのは現代性じゃないのかと思って、違う分野の優れているところやもっと広い場所を見る必要があると悟り、最新のテクノロジーがどうなっているのか探った

 

・来年はバランスをテーマにしようと思っている。(なぜなら僕は昭和最後生まれ、デジタルネイティヴではないけれどその転換期を過ごしたから)(デジタルとアナログ、伝統とテクノロジー)(バランスっていうけれど中間点を探るんじゃないよ)(カメラsony a7はじめようと思う)

 

昨年読んだ本より、振り返って読み取ったことを書き殴りました。さて、あと数日で2016年が終わります。自分が考えていたことを振り返ることってとても楽しい。自分のことだけど、自分のことじゃないように感じる。1年前の自分てアホやな、でも嫌いになれへんな、なんて自分のことを思っています。今後もこんなアホな僕に懲りずにお付き合いください。 どうぞ良いお年を。