What I see

なにを見て、どう思っているのか。

TOSHIKI KIDA

TOSHIKI KIDA
木田 俊樹

Let's meet somewhere in the world
kida-journal.hatenablog.com/


近況 16_09_05

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怪我から復活しました。しばらく自宅療養していました。最近読んだ本より。

 

IN/SECTS(インセクツ) 「特集 いいお店のつくり方」

 

今まで行った店の中で、ずっと通い続けている店から、僕が学んだことがいくつかある。そのうちのひとつが、客を選ぶこと。いい店は、いい客層の店のことで、その客層を保ち続けている店が、僕は好きだ。本誌の誠光社の堀部さんはこう言う。

 

「個人的な店になるし、大きな通りに店を作ると、本に興味のないひとがバンバン入ってくるだろうし、敷居を設けることは店にとってすごく大事なことだと思う。」

 

「いい店って客と店主が同等の店だと思う。あかん店っていうのは客になめられている店。それは飲み屋から学んだかな。だから本屋の同業者から学ぶことはぜんぜんなくて。」

 

 

本誌は、インセクツ編集部がいいと考える店の店主に直接聞いた話の特集。文章には性格のように、硬かったり、おしゃべりだったり、へりくだったり、いろいろあって、このインタビューはものすごく砕けている。それが返って、他人事ではなく、より身近な感覚になった。あまり見られない具体的な数字も出てくる。たとえば収入の話とか。店主の信念とか。分かりきっていることだけど、文章は大切だ。

 

本号で紹介されている店で僕が行ったことがあるのは誠光社だけ。その堀部さんのインタビューは、あらゆる雑誌の「本」に関わる特集でよく目にできるけれど、本号がいちばんおもしろかった。

 

近くの昔からある小さく汚い鰻屋が、あるとき、店を大きくした。それ以来その鰻屋には行かなくなった。